笹岡 由梨子 個展 「JAPEDONIA」 YURIKO SASAOKA : JAPEDONIA

笹岡 由梨子 個展 「JAPEDONIA」  2017年10月19日(木)-10月29日(日)

YURIKO SASAOKA : JAPEDONIA 19 – 29 October, 2017

木曜 – 日曜 :14:00-19:00 (最終日17:00) Thu -Sun : 2 – 7 pm (Final Day 5pm)

休廊日:月・火・水  Closed on Monday, Tuesday and Wednesday

スペシャル・トーク&パーティ:10月21日(土)17:00 – 19:00  Special Talk & Party : 21 Oct. 5-7pm

笹岡由梨子(ささおか ゆりこ)は、ドローイング、ペインティング、操り人形、演劇の実写などを駆使した独自の映像作品で内外から高い評価を受けています。
本展は、本年8月のマケドニア共和国のアーティスト・イン・レジデンスで制作された最新作を披露する、生まれ故郷大阪での初個展となります。

作家コメント:「JAPEDONIA」とは「JAPAN」と「MACEDONIA」を組み合わせた作者の作った造語です。
「馬には乗ってみよ人には添うてみよ」。馬の良し悪しは乗ってみなければ分からず、人柄の良し悪しは付き合ってみなければ分からない、何事も自分で直接経験してみよという諺ですが、正に私のアーティスト・イン・レジデンスでの経験そのものです。昨年からサイドワークとして始めたプロジェクト「しりとり五大陸」(国か都市の名前でしりとりをしながらアーティスト・イン・レジデンスで五大陸を制覇する)で、スイスの次はスコピエというマケドニア共和国の首都へ滞在制作をしに行きました。マケドニア共和国は私たち日本人にとって、得られる情報が少なくミステリアスな国です。内紛・野犬・ロマなどのネット情報に怯えながら到着した私でしたが、過ごしていくうちに現地の実情とのギャップに驚きました。
今世、私たちは簡単にインターネットで様々な事を検索できます。しかし便利な反面、その中には正しくない偏った情報が数多く存在します。そして、実際に体験した後の自分の主観こそ真実であることを、私たちは忘れてしまっているのではないでしょうか。
このような偏見・恐怖を克服した後の素直な感動と発見は、世界に生きている一人の人間であることを再認識させ、人類の原点へ私たちを立ち返らせてくれます。
私が経験したSkopjeでの生活や経験・感動を、ビデオ・インスタレーションやドローイング・日記を通じて、皆さまとシェアできれば幸いです。

笹岡由梨子(ささおか ゆりこ)略歴:1988年 大阪府生まれ2012年 京都市立芸術大学美術学部油画専攻卒業。2014年 京都市立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了。2017年 京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程メディアアート専攻満期退学。最近[2017年開催分]の展覧会: 個展「Hello Holy!」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA / 京都);個展「Command X」(8/ART GALLERY/TOMIO KOYAMA GALLERY / 東京):グループ展「のせでんアートライン里山の学校芸術祭」(能勢町 / 大阪)、他多数。2014年 ピゴッツィ・コレクション、京都市立芸術大学大学院 奨励賞。2017年 群馬県立近代美術館コレクション。作家HP≫